英語絵本の多読でオススメされる本といえば、まずORTです。
でも、全部揃えると10万円を超えます。
高い…なんといっても高い…
それでORTではなくCTPを買ってみたりもしましたが、英語の多読を始め、いざ子ども自身が自分で読む練習をし始めるとなったら、ORTがとても良いのです!
なぜいいのか?
それはひとえに、
キャラクターの目線に共感出来るから、子ども達が夢中になりやすい!
というところです。
ORT(Oxford Reading Tree)ってどういうもの?
ネイティブの子ども達が学校で習う教材。
もともとORTは、Oxfordがイギリスでは英語(イギリスでは国語)の読み物の教科書として使用されています。
イギリスの子ども達の何気ない日常生活が描かれています。
Kipper、Floppy、Biff、Chip、Dad、Mamが大体出てきます。
こどもの目線に合わせて描かれていて、短いながらだいたいオチもしっかりあり、子ども達はギャハハ!と笑って終わります。
全部でどれくらい本があるの?
全体で13レベルに分けられ、全200冊以上あります。
1,1+,2,3,4,5,6,7,8,9,なぜか10がなくて、11+,12+,13+というレベル分けになっています。
中身はどんな感じ?
こちらはStage3のMore Stories Bの中の一冊。
stage3は16ページで構成されています。
中身はこんな感じ。
stage3ではまだ1ページ一行くらいの英文です。
ORTはイギリス英語。アメリカ英語と混乱しない?
日本で教えているのはアメリカ英語です。
ORTもイギリス英語。
我が家が習っているネイティブの先生はイギリス人。
トマトの発音から違いますが、今のところ混乱せず吸収しているようです。
幼児から英語に接しているからかもしれません。
頭で理解しようとし始めたら、もしかしたら混乱するかもしれませんが…
イギリス人の先生は、どちらも理解することが大事だよ!といいます。
よく比較される幼児絵本、CTP(Creative Teaching Press)じゃだめなの?
ちょっと脱線しますが、ここでCTPと比較してみましょう。
CTPも、幼児期から学べるものとして、よく比較される対象の一つです。
CTPとは
Creative Teaching Pressという、アメリカの出版社による子ども向けの英語絵本です。
その中のLearn to Readシリーズが有名で、今回はそのシリーズとの比較です。
Learn to Readシリーズは、全96冊。CD付きです。
それぞれがレベル1からレベル3までレベル分けされています。
Language Arts
Science
Math
Society
と、同じレベルの中でも4つのカテゴリーに分かれているので、バランスよく英語を習得していくことができます。
CDには一冊につきSong, Read, echo-read(エコー朗読),echo-chants(エコーチャンツ)と4種類が入っていて、掛け流しだけでも子どもの耳に残ります。
合わせて読むといい!
CTPは音楽で、ORTは物語で出来ているので、方向性が違います。
どちらか一つといわれたら…
幼児期ならCTP! 小学生間近ならORT!
たくさん英語に触れさせてあげたい幼児期は、費用が許すのであればCTPを買ってみて、音楽をBGMとして掛け流してあげ、寝る前に読み聞かせてあげると喜んで読んでくれます。
ORTは、物語なので、自分で読む練習に最適だと思います。
文字を読む練習をし始める頃になったら、ORTを軸にしてたくさんの本に触れさせてあげるといいようです。
一式で買うと高いので、我が家では子どもの様子をみつつ、ちょこちょこと買い足していました。
ORTで多読をしよう!
多読とは
以下は、SSS多読研究会に記載されている多読法についてです。
非常にやさしい本からはじめ、100万語単位で読む多読です!
SSS英語学習法研究会の進めるすすめる多読は、非常に易しい本からはじめて、旧来の多読法の10倍以上の種類の本をつかうことにより、従来の多読の10倍以上の量の英語を読む多読法です。
100万語単位で読むことを目標とする多読法なので、従来の多読に対して、私達は、新しい多読の方法を、100万語多読ともよんでいます。英語初級者の場合、100万語読んででやっと(旧来の多読の出発点であった)PGR2-3レベルに進む位のゆっくりさです。
しかし、無理なく基礎力が付き、早い段階から「読む楽しさ」を味わえるので、従来の多読法と違い、年間100万語~200万語読むことが十分に可能です。実際、SSS式多読により、1年間で500万語以上読んだ人も続出しています。はじめはゆっくりなのですが、1年後、2年後の成果では、今までのどの多読法よりも、また精読法よりもはるかに高い効果を得ることができます。
https://www.seg.co.jp/sss/learning/
とにかくたくさんの絵本を読むことで、英語のまま英語で感じる力が身に付きます。
レベル3までに100万語をまずは目指しましょう。
多読についてはこちらの過去記事もどうぞ。
Oxford owlなら、ORTの一部の作品が無料で読める!
Oxford owlに全部ではありませんが、幾つかの作品が上がっています。
他の作品もたくさん読むことが出来ます。
読み上げもしてくれるので、お得です。
まずは会員登録をして読んでみるといいと思います!
小さいタブレットだと画面が小さくて読みづらいので、大きめの画面で読むことをお勧めします。
ORT:多読の方法
以下、多読でいわれているルールです。
意味にこだわらない
1ページに3つの分からない単語までが目安だそうです。
初めは、辞書を引かなくても読めるレベルの簡単な本から初めて、少しづつ少しづつ冊数を増やしていきましょう。
日本語に訳さない
英語で読んで、英語で感じるために、日本語変換をしない。
単語を覚える
絵と単語をリンクさせながら、単語を覚えていきます。
余裕があったらアクティビティをやってみる
まずは物語を読むだけでいいので、少しづつアクティビティにチャレンジしてみるとより楽しめます。
「多読リスト」を始めてみよう!
多読リストとは
我が家のはこんな感じです。
汚くてスミマセン(汗)
現在長男(6歳)はORTとRaz-Kidsを主に読んでいます。
Raz-kidsはWeekly reportが毎週月曜に届くので、それが来たら、一週間分記入するようにしています。
他のものは、前日の夜等に読んだ本は分けておき、次の日に書き込みます。
絵本の裏に、こんな感じで予め総語数を貼っておいています。
よかったら、PDFお使いください。
こちらの本で取り上げられている事例を参考に、本の冊数と用紙No.を記載する箇所を追加しています。
記入する手間と、初めは本の語数を調べる手間はありますが、記入すると可視化されるため、こんなに読んでるんだな!という安心感があります。一冊が薄いとたくさんの冊数にも繋がるため、子どもの自信にも繋がっているようです。
レアな本を買ってしまった場合、語数を調べてもwebに上がってこず、大変ではあります。レベルが簡単であれば自分で数えてしまいますが…どこまで続くかは、乞うご期待。
ORT、いろんなシリーズが出ています。
CD付きのもの、ナシのもの、音声ペン有りのものも。
ご家庭の使い方に合わせて買ってみると良いと思います。
↓こちらはORTがどんなものかを知る本です。
CD付きで、作品を幾つか読むことができるので、ORTの解説+絵本を数冊買ったと思うとお得です。
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