初めは日本語の絵本に混ぜて、英語絵本を楽しもう!
子ども達は、ママに絵本を読んでもらうのが大好き!
日本語の絵本を読むのと一緒に、身近にたくさんの英語絵本を置いておき、気づいた時には英語絵本が身近に溢れているようにすると、子どもにとっても急に英語の本が入ってきた!というストレスなく続けていくことが出来ます。
英語の発音に自信がなくても、ママやパパに読んでもらうのが一番嬉しいこと。気にせす読んであげても大丈夫だそうです。
両親が英語を話せなくても、今ではタッチペン、CD、オーディオブック、Youtubeなどなど、たくさんの音声グッズがありますので、工夫すれば気にせず読んであげることが出来ますよ。
初めはたくさん読み聞かせることで、たくさんの文字でも違和感なく読み進めるようになり、自分で読む練習を始めると、後々にどんどん自分で英語の本を読んでいってくれるようになるそうです。
絵本選びのポイント
簡単な本から
まずは、8~16ページくらいの、すぐに終わってしまうようなものでよいようです。
物足りない、もっと読んでほしい!と思うくらいがちょうどよいです。
文章は1ページ一文で収まるものを。
お子さんが小さければ小さいほど、多少長い文章でもある程度抵抗なく読めますが、幼児になっていくにしたがって英語に抵抗が出てきます。
抵抗なく受け入れられるよう、簡単な文章で、絵と文章がリンクしているものがいいようです。
早く長い文章を読めるように、とせかすよりも、簡単な文章のものをたくさん読んでいると、その後ぐっと英語力が上がっていくそうなので、あせらずにたくさん読んであげましょう。
日本語でも出版されている絵本の英語版を買ってみる
同じ絵柄なので抵抗なく受け入れてもらえる可能性も。海外で出版され、日本語訳で出版されている絵本は、賞を取っていたり、有名なものが多いです。
受賞作品から探してみる
賞を取っているものは、賞を取っている理由があります。
教育的道徳的な観点であること、視点が面白いこと、絵の表現力が素晴らしいもの、子どもが喜ぶ仕掛けがあるもの、いろんな観点がありますが、どれも触れさせてあげたいもの。
賞の傾向もありますので、いい絵本を見つけたら、同じ賞から選んでみてみてもいいかもしれません。
英語習得は長期戦。多読を意識してみる
SSS英語多読研究会の段階的多読法はこんなことが書かれています。
簡単なものから初めて、気長にたくさんの本に触れていくといいと思います。
SSS(Start with Simple Stories)方式の段階的多読法とは、多読(Extensive Reading 略してER)とは、文章を分析しないで大意を把握する読書法です。
https://www.seg.co.jp/sss/
従来不可能であると思われてきた英語初級者でも楽しく始められ、楽しく続けられる多読法です。やさしい学習用の絵本から徐々にレベルアップし、短期間で大人向けのペーパーバックが読めるところまで英語読書力を上げる方法です。
YL(Yomiyasusa Level)という数値があるので、本選びの参考になると思います。
- 読みやすさレベル0:語彙250語まで
- 読みやすさレベル1:語彙500語まで
- 読みやすさレベル2:語彙800語まで
- 読みやすさレベル3:語彙1300語まで
- 読みやすさレベル4:語彙2000語まで
- 読みやすさレベル5:語彙2800語まで
- 読みやすさレベル6以上:語彙3000語まで
すぐに次のレベルにいくのではなく、上のレベルの本が読めるレベルになっても、下のレベルの本をたくさん読むことも大切な様なので、レベルは関係なくたくさん触れさせましょう。
まずは、親子で楽しめるオススメの単行本絵本
From Head to Toe
日本でもおなじみ、エリック・カールの絵本です。
見開きごとページを変えると違う動物が出てきて、「Can you do it?」ってきかれ、「I can do it!」といいながらその動物が持つ特性の動きを一緒にみせます。
Youtubeにも音楽が上がっていて、息子たちにもよく聞かせていました。二人とも大好きで、音楽に合わせてよく踊っていました。
(YL:0.5 総語数207語)
The Very Hungry Caterpillar
これも知らない人はいないくらい有名ですね。『はらぺこあおむし』の英語版です。
我が家には英語版、日本語版、持ち運び用にミニサイズと、頂いたボードブックと、実に4種類もありました…そして全部よく活用していました。
捨てられない…!
展覧会で手に入れたはらぺこあおむしのパズルは次男坊が大好きです。
次男坊は小さいときから英語環境に慣れていますが、3歳4ヶ月の現在もよく英語版の絵本を読んでと持ってきます。
(YL:0.5 総語数224語)
Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?
こちらもエリック・カールの作品。同じ単語を何度も何度も繰り返すので、自然と言葉を覚えていきます。
(YL:0.5 総語数204語)
Rosie’s Walk
こちらはTITCHでおなじみのパット・ハッチンス。
少ない文字で絵がかわいらしい。
こちらもYoutubeに朗読が上がっており、次男坊は大好きでよく聞いていました。
(YL:0.1 総語数32語)
Dear Zoo
こちらはRod Campbellの作品。
子ども達は仕掛け絵本が大好き。こちらもケージの扉を開けるようになっており、動物を送ってもらい、ペットにするお気に入りの動物を探す、かわいらしい絵本です。
(YL:0.2 総語数155語 )
パット・ハッチンスさんの絵本では、こちらの英語版も言葉遊びが巧みで面白いです。
6歳の長男もげらげら笑いながら読みます。
(YL:0.5 総語数174語)
Little Blue and Little Yellow
レオ・レオニの作品の中で一番シンプルで好きな絵本です。
かわいらしい上に色の混色も学べます。
(YL:1.0〜1.5 総語数270語)
I Want My Hat Back
ジョン・クラッセンの絵本。
日本語だと長谷川義史さんの訳で「どこいったん」というタイトル名に訳されています。
ブラックジョークが効いているというか、シュールというか、毒づいた面白みは好みの分かれるところですが、なかなか日本の作品にはない感性かもしれません。
内容的には小学生以上に読んであげたい感じですが、言葉は日本の中学生レベルの単語で書かれているため、英語育児をしている家庭であれば、幼児でも難しい感じはありません。
(YL:0.4 ~ 0.5 総語数254語)
Where The Wild Things Are
モーリス・センダックの『かいじゅうたちのいるところ』。
映画にもなっている名作ですね。
文字数はそこまで多くはありませんが、単語の意味を考えると、ちょっと慣れてきた子向けでしょうか。
(YL:1.5〜2.5 総語数362語)
Goodnight moon
日本では「おやすみなさい おつきさま」ですね。マーガレット・ワイズ・ブラウンの作品です。
グラフィカルで個性的な色合いや、寝るときのしっとりとした流れは日本語版でも感じられますが、英語独特のライミング(韻)は、日本語では感じることが出来ません。
その面白さをとても感じられる素敵な作品だと思います。寝る前にぜひどうぞ。
(YL:0.4 ~ 0.5 総語数130語)
Color Zoo
1990年コルデコット・オナー賞受賞作品
動物をじーっと見ていくと、いろいろな形で成り立っていることがわかります。
いろんな形にくりぬかれたカラフルなページをめくると、裏には新たな形が現れ、次のページには新しい動物が現れます。
形に関する英単語を覚えるのにぴったりで、Circle、Square、Triangle などはもちろん、Rectangle、Ovalなどちょっと難しい単語も出てきます。
ページをめくるたびに鮮やかな色合いが見えるさまは、本当に素敵です。
破れないよう、手を伸ばしても届かないくらいのところでぜひ読んであげてくださいね。
(YL:0.0. 総語数語27)
英語絵本・多読について知るには
こんな本もあります。
↓こちらの本は、現在Amazon Unlimitedで読めるようです。
Amazon Unlimitedは月額980円の定額読み放題サービスで、書籍、コミック、雑誌を含む和書12万冊、洋書120万冊以上がお手持ちのiOS/Androidスマートフォンやタブレット、Kindle電子書籍リーダーやFireタブレットで読み放題になります。
私も会員ですが、毎月10冊以上は読んでいます。
長男はAmazon Unlimitedでドラえもんを読んでいますよ。
多読について知りたい方はこちら↓
分厚い本のほとんどのページが、レベル分けされたオススメ本の紹介と、文字数などが書かれている索引になっているので、買いたい絵本がどれくらいの読みやすさレベルなのか、語数は何語なのか調べて記入しておき、毎日どれくらい読んだのかチェックしていくとよいようです。
まとめ
多読を意識して、たくさん読んで一緒に楽しみましょう!
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