『うちの子の英語、これでいいのかな。
小さい頃からやってるのに、
英語が身に付かない。
どうしてだろうか。』
この本は、こんな書き出しから始まります。
これを読んだときは長男が確か年中あたり。
タイトルの『楽しい「子ども英語」はなぜ身に付かないの?』というタイトルも相まって、え、このままじゃ、だめなのかも?どう進めていこう?と思って手に取った本です。
幼児期は、取り合えずたくさん触れさせてあげることでよかった。
質より量かなと思っていました。
でも小学生になっていくにつれ、「聞く」だけではなく、別の技能「読む」「話す」「書く」が入ってくる。
毎日掛け流ししているのに、話す言葉もろくにでてこない。
それに反して、子どもは本を読んでくれない。
え、これ読めるようになるのかな…???不安過ぎる。。。
そう思って手に取った本です。
著者 松井義明さんとは何者か?
松井義明さんは、早稲田アカデミーIBSという、早稲田アカデミーが2012年に開設した英語専門塾の主宰さている方です。
40席ほどの教室で、
6年間で1級に15名(最年少小3)、
準1級に53名(最年少は年長児)、
2級(高校卒業レベルといわれている)は183名(最年少は年中児)
という結果を残していらっしゃいます。
(この本自体は2018年に出版)
小学校低学年で入会された方は、2年間で3級を、
小学校4年生〜中学生で入会された方は、2年間で準2級から2級合格を目指す指導をなさるそうです。
この本が伝えたいこと。
この本は、多読のススメの本です。
楽しく英語を学んでも、幼児期の英語は何も残らないことが多い。
「子ども英語」で終わるか、「本物の英語」になるかの分かれ道は、
「最初は「英語を聞く力」を育てつつ、それを引き継ぐカタチで「英語を英語で読む力」を獲得させることにある。」
といっています。
そのために、楽しい幼児英語からの移行期間に、何をどのようにしていったら本物の英語力につながるのか、についてとても分かりやすく書かれています。
本の構成
Chapter1 子ども時代の英語は身に付かない?
「きれいさっぱり英語を忘れてしまう子」の不思議
Chapter2 もっとたくさん読む力をつけるために
学習POINT1 英語を英語で理解する英語脳を作る
学習POINT2 いつまでに、何を実現するか―「ゴールオリエンテーション」のススメ
学習POINT3 ものさしとしての「英検®」
Chapter3 「英語の読書ができるようになる」三段階学習法
STEP1 フォニックス 英単語を音にする楽しさを学ぶ
STEP2 音声付き絵本の活用 読み聞かせでストーリーがわかる、英語の本がおもしろくなる
STEP3 ひとりでよろこんで、読んでゆく
Chapter4 【特別授業】英語が育つ英検の受け方
Chapter5 「英語教育のパラダイムシフト」を目指して―早稲田アカデミーの挑戦
我が家で実践していること
参考にしたこと その1ーphonicsテキスト
『Sounds Great』という韓国のテキストを使用しています。
全5冊。現在4冊目です。
フォニックスを学ぶ前は、薄っぺらいsight wordsの冊子を読むのも嫌な顔をしていましたが、今はフォニックスを始めて5か月ほど。
まだまだ読みが合っているとはいいがたいですが、簡単な文章は読めるようになり、5行の英語の文章を読み、自慢してくるようになっています。
詳しくはこちらの記事もどうぞ。
参考にしたこと その2ー英検5級対策
英検5級を、受ける予定です。
5月末辺り(2020年5月)に受験日でしたが、幸か不幸か7月半ばあたりに試験になりました。
長男6歳は、英検5級の過去問をやり始めたときはとても面白くなかったらしく、全然進みませんでした。
でも時間は刻々と迫っている…!
そこで、文章並べ変え問題を食事の前後に一問づつやってもらうことにしました。
今10文ほどの中から選んでもらい、ゲーム感覚で問いてもらっていますが、割と楽しく取り組んでいるようです。
コロナ禍のおかげで?少し受験日はのびましたが、そろそろ過去問題集に少しづつ、取りかかりたいものですが。受験までに対策に入れるのだろうか…
まとめ。今回の本ご紹介。
幼児英語からの切り替え時期にいらっしゃる方、一歩先へ進めたい方にオススメです!
↓過去問はアプリから音声が出るようになっていて、取り組みが楽でした。
↓書籍の中でお薦めされている本で、私も持っていた本。
文章の割合は少なく、ほとんどが英語書籍のおすすめ本の紹介と、単語数リストです。
(多読では、読んだ本の単語数チェックを薦めています)
単語数チェックやってみよ、という方は、手元にあった方がいいかもしれません。
↓サイズを間違えて、名刺サイズじゃなくて5×3サイズを買ってしまいました…
仕方がないので現在は3等分して使っていますが、単語カードが少し幅広くなった感じ。名刺サイズは小さい子には丁度良さそう。
覚えるまで何度か使うため、厚手が良さそうでした。
長男6歳3ヶ月、次男3歳4か月
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