母国語に影響があるから、早期英語教育は必要ない?[長男6歳現在までの経過報告]

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Kangarooさんによる写真ACからの写真

「早くから英語を勉強すると、日本語が遅れない?」

「日本語の確立の方が大事だから、英語は後の方がいい。」

などなど、母国語と比較され、早期英語教育を否定する意見もよく聞きますので、

あくまで我が家とその周りの話ですが、記録しておこうと思います。

初めに…我が家の状態

長男6歳小学1年生 地元の公立小に通っています。

生後8か月からおうちの掛け流しを始めて、地域の英会話サークル等にゆるく参加等していました。

先日(2020年7月)英検5級を受けて、結果待ちです。 受かってました!

英語の毎日のルーティンと、習い事はこんな感じです。

  • 英語掛け流しCD 1-2枚
  • 英語絵本 1日2冊〜
  • 英語アニメ 30分〜1時間くらい
  • 英語のテキスト(Phonics1枚、Reading1枚)
  • Global Step Academyの無料会員 Story Timeなど30分~1時間くらい
  • ネイティブの先生のグループレッスン 月3-4回
  • オンライン英会話 週1回

リーディングのテキストは『100 words kids needs to read』というもので、これは英語を母国語としない人向けのもの。小学1年生がこなす1st Gradeを、小学校1年生の息子もこなしています。

毎日こなしていますが、英語のテキストの量は2枚と少なめ(?)。

成長も際立って早い訳ではありませんが、おうち英語をしていれば、同じ様なレベルの子は良く見るというレベルで、ごくごく一般的な一例としてご判断いただけるかと思います。

もっちん
もっちん

息子はだいぶマイペースなのですが、これでも親としてはアクセルべた踏み!笑

親の語り掛けと英語力

基本、英語絵本・動画・かけ流し以外の親からの英語の語り掛けはほとんどありません
Good Job! Thank you for helping me. Which one do you want? Let’s take a bath!! How many…?とか、歌を一緒に歌うとかそれくらい。

親の私の英語力は、社会人になって趣味で何度かオンライン英会話をしていたり、発音の練習などしていたので、完全なる和製英語ではないはず(希望)。

オンライン英会話のレベルでは、中の下か中の中に分けられることが多かった気がします。

夫は英語にあまり興味もなく、仕事等の必要性もなく、受験英語で止まっています。

日本語環境で英語を早期に始めても、日本語力の発達にはほとんど影響がない。

よくある事例

生活言語が英語の場合、

初めのうちは、英語力が育っていないのに、友達の間で英語を話さなければならないため、

会話がいつの間にか少なくなり、コミュニケーションが不足

→ 会話も深まらないまま成長してしまう。

結果、高学年以上になると英語力は発達するが、

思考力が深まってない=「セミリンガル」になる、という事があるようです。

セミリンガルとは

セミリンガルとは=2つの言語のどちらでも日常会話はできるものの、どちらの言語でも、抽象的な内容を伝達したり理解したりできない状態を指します。

家の中は英語だらけにして生活していますが、では、息子の場合はどうか?

日本語の遅れの心配は、今のところ全くナシ。

英語の音楽は流し、アニメは英語を見ている我が家でも、

私たち両親は日本語で話しかけていますし、小さい頃から日本語の絵本の読み聞かせを毎日行っている成果もあるかと思いますが、全く遅れは感じられません。

最近少なくはなっていますが、毎日、日本語の絵本10冊前後を目標に読み聞かせています。

絵本の読み聞かせに関しては、圧倒的に日本語の方が多く、

児童書も大好きで、時間があれば本を読んでいます。

上の学年の児童書も好んでたくさん読むため、語彙に関しても少ないという事はないのではないかと思います。

日常生活や園生活、小学校生活も日本語。完全なる純日本人、といった感じです。

日本語英語混じりにもならずに成長しました。

よくルー語(※)とも呼ばれるものですね。

(※「Togatherしようぜ!」というCMも大分前なだけに、年齢がバレそうですけど。笑)

長男は幼児期には全然そのような兆候はありませんでした。

長男の幼児期はそこまでかけ流し量が多くありませんでした(毎日1-2時間ほど)。

反省を踏まえ英語量を増やしているからか、次男坊は、数字は英語で話すことは多いです。

「お花はThreeあるね!」というような感じ。

「3つ」といっても通じます。

親が英語で話しかけているご家庭や、インターナショナルスクールなどに通わせているご家庭など、英語の割合が多いともっとなりやすいかもしれません。

我が家はむしろ、英語が全然出てこず悩んだ方。

それでも少しづつ少しづつ語彙数は増え、そのまま6歳。今は英語のシーン、日本語のシーンを完全に分けて生活しています。

混乱も全くしていないようでした。

英語混じりがあったとしても、一過性のもの。

それだけ習得出来ているということですし、そのうち英語日本語の区別がついてきます。それより両方発話が出来ていて素晴らしいなあと思います。

むしろうちの息子の場合、英語力をもっとあげるために、まだまだ英語環境に浸してあげる必要があり、そのように少しばかり上げたとしても、混乱は少ないのではないかと思います。

とはいえ、母国語は大事。

話す言葉は、思考する言語を超えることはないと言われています。

なので、母国語を強化すればするほど、第二言語の成長も期待できるようです。

それは、いくつかの本でも書かれていて、たとえばこれらの本でも読むことが出来ます。

この本は、『論理エンジン』の出口汪さんと、『ユメタン』の木村達哉さんのお二人の共著。

対談部分と、国語力の部分と英語力の部分に分かれて書かれています。

「日本語を母国語として考え・話し、英語も遜色なく使える」というところを目指している方、母国語の重要性について知りたい、という方にオススメです。

そして、こちらの本にもその事は書かれています。

パルキッズの所長 船津洋が書かれた本です。

しかし、ご両親ともに日本語で話しかけ、プラスαで英語教育をすれば、日本語の発達に影響が出ることはありません。

Q8 【番外編】小さい頃に英語を学ばせると日本語がおかしくなる?A8より

より英語習得に特化した本なので、子どもの特性から見る英語教育の考え方と、習得方法が分かります。

そして、船津さんはこちらの本の中で「黄金期は幼児期」とおっしゃっています。

息子の黄金期も幼児期。

長男は生後8か月から英語に触れているからか、英語への抵抗感はほとんどありません。

外国人に話しかけられても物怖じせず、

自身が英語を話すシーンでも、恥ずかしいと思う事は今のところありません。

友人の一人で「小学校も上の学年に近づくにつれ、友人の目が気になって、英語を話す恥ずかしさと未知のもの(英語)への抵抗感が増している」という子がいます。

国語力が大事。英語は小学校上がってからでよい、とあまり英語に触れてこなかったお子さんは、突然たくさんの英語に触れるということに戸惑い、英語へのモチベーションを上げることにとても大変がっていました。

他者の目線も気になり、英語で話すことを恥ずかしがる年頃。

4年生にもなれば、中学受験の勉強で英語どころではなくなるご家庭も多くいます。

幼児期から習うより、小学生くらいからなら効率よく学べるようなので、お母さんが上手く英語へのやる気を引き出してあげられるのであれば、英語は遅めでもありかも

息子は自分の意志が固いマイペースタイプ。

英語は嫌いではないとはいえ、今でさえ小学校の疲れで日々の学習へのモチベーションが下がっているところなのに、さらに英語への心の壁があったりしたら…と考えると、

我が家の場合は、今考えても早めに「英語は気づいたときには周りにある」という環境にしておいてよかったなと思います。

もっちん
もっちん

子どもはどんな子に育つかわからない!

日本語力と早期英語教育についてまとめ

毎日数時間英語に触れさせていても、特に日本語力と英語力、その他へのデメリットは感じていません。

他に大事なことがある…と言われることも多いですが、積み木で遊ぶ間、工作をしているとき、料理を手伝う間でも、英語に触れることは可能です。

(※親の継続への意志は必要かも。)

よほど極端な環境でなければ、セミリンガルにはならない」というのは、息子を見ていても当てはまりました。

子どもたちの周りに、英語のおもちゃを置いたり、かけ流したりするだけで英語を覚えていけちゃう分、幼児期の英語は簡単なのでは、と思います(もちろん吟味の時間は必要ですが)。

1事例として、参考になれば幸いです!

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