うちの子、映像見すぎ?と思ったとき、幼児の動画視聴で考えたほうがいいことリスト。

Image by Vidmir Raic from Pixabay ×Watching TV&Movie

ご家庭ではお子さんに毎日映像をどれくらい見せていらっしゃいますか?

夕飯の支度とか、家事をしているときなど、見ていてくれるととても助かりますよね。

我が家はほぼ英語の教育番組ですが、内容に限らず見せすぎるのもよくない…という意見も。

そして、成長するにしたがって、動画だけじゃなく、アプリとかzoomとか、その他も含めてどんどん増えていきます。

この年齢ではどれくらいがいいんだろう?と、ステージが変わるごとに心配になるもの。

ということで、各所の研究結果と、我が家で考えたリストをまとめました。

動画の長さについて

各所の意見

イギリスの神経科学雑誌「Cerebral cortex」に2013年に掲載された、東北大学加齢医学研究所の研究によると、
小児期における長時間のテレビ視聴が、その後の脳の発達や言語能力に悪影響を及ぼすとのことで、2歳以下の乳幼児には長時間見せないように、とのことでした。

もっちん
もっちん

2歳児は我が家にはいないけれど、幼児はどうなのだろう?
それって、時間でいうと、どれくらい?

WHOの基準では、動画は1時間以内。

WHOでは、5歳以下の子どもの視聴は1時間以内が望ましいと宣言しています。

WHOのサイト(2019)

健康であるために、質の高い睡眠をとり、活発に遊ぶ時間を増やす必要がある、とのことです。

座りっぱなしの時間でも、読書、絵本の読み聞かせ、歌、パズルなどのように、養育者と一緒にスクリーンを使わないインタラクティブな活動の中で過ごす質の高い座りっぱなしの時間は、子どもの発達にとって非常に重要である。と述べられています。

つまり、やはり動画は優先順位の高い活動ではない、ということになります。

ベネッセ教育総合研究所 次世代育成研究室(クレジットは2014)では、以下のように記載されています。

ある子育ての番組で世界中の著名な専門家に同じ質問をした結果、その回答の多くは「科学的根拠はないが、一日2時間以内くらいではないか」というものでした。

もっちん
もっちん

確証はないけど、1-2時間くらいであれば、そこまで問題ないのかなあ、という感想です。

我が家の考えておくことリスト

その1:どれくらい見てよいか視聴時間を決めておこう。

我が家は長男が幼稚園児の時は30分、今は1時間が基準で、

たまに30分ほどオーバーすることもあります。

次男坊の出産のときにとても長男にかまえる状態ではなく、2時間をすぎて見てしまうことも。

このコロナ禍で、アプリの使用や、友人とのコミュニケーションでzoomなどを使う機会も増えました。

我が家では、アプリなどの時間も多くて1時間くらい、とみています。

際限なくてしまうものなので、時間を区切って活用するのがよさそうですね。

その2:子どもと約束を交わした上で見よう。

子どもはどうしても見たがります。

親が止めなければ、きっと一生見ているのではないか…と思うほど見ています^^;

集中しているところ突然やめると、子どもの方も「話が違うよ!」ということになりかねません。

「今日は長い針がここまで来たらやめようね。」とか、

「この30分のタイマーが鳴ったら終わりだよ」と伝えて見始めたら、

3歳の次男坊でも自分から進んでテレビの電源を切ってくれるようになりました。

その3:何の目的をもって見るのかを決めておこう。

我が家は、ほとんどの映像は英語に慣れるため習得するために見せています。

英語以外の動画は、英語以外の知識習得のために見せています。

いまでは私が教えられない英語もたくさんしゃべってくれるようになり、

メリットもたくさん感じてはいるところ。

実家に帰る(ことはほとんどないですが)と、目的なくずーーーーーっとテレビがついています。そんな世代?

たまに帰る実家ならさして影響もないかと思いますが、日々ご家庭でずっと垂れ流しが起こっているなら、ご家族で一度、テレビの意義を話し合ってみるのもいいかもしれません。

その4:親が見るものをしっかり管理しよう。

目的の英語アニメが親がOKとできるようなものでもYoutubeの子ども版にない場合があります。

サジェストで出てしまうと、全く見てほしいものでも子どもは見たくなることがあります。

大体教育的にも大丈夫なを見ていれば、サジェストも同じようなアニメーションばかりになりますが、悪いコンテンツもあるので注意が必要です。

我が家はNetflixにも今は入っていて、長男は「はたらく細胞」(これは日本語)も見ています。

体の中の細胞のことが楽しんで学べて、こどもはかなりはまるのでおすすめではあるものの、

確かに言葉遣いも荒いので、小1長男でも早いなあ…と思いながら見せています。

そんな内容なので、キッズコンテンツにも含まれていません。

幼児期は、ちょっとしたものでも怖がって泣き出していましたが、

ちょっと成長して耐性がついてしまい、知ってしまった以上子どもは見たがるので、次男坊がいないとき、課題を終わらせたとき限定で解禁するようにしています。

しかし、この前NETFLIXの検索で「はたらく細胞」と検索した際、隣に「全裸監督」が出てきていたのですよ! なんとっ危なすぎ!さすがに慌てました(笑)

リモコンは、親が管理しないと怖いと思いました。

その5:姿勢や画面との距離に注意しよう。

これについてはYoutubeを見るにしても、スマホの方がさらに問題が出やすいかも。

外出先で、よその子が膝の上に置いたスマホを姿勢悪く見ている姿を散見するようになりました。

長男も、スクリーンタイムが少し増えてきているのか、食事中だけでも姿勢をお腹で支えられないことが多くなってきています。

視力も落ちやすく、肩こりから頭痛も増えたり、身長も伸びにくい、浮き爪になりやすい…など健康への影響もよくないと言われています。

我が家はYoutubeはテレビ画面から。

テレビとの距離の目安は、テレビの高さの3倍だそうです。

毎日の積み重ねなので、見た後は、窓の外を見るなど、少し気を付けながら見守ってあげるとよさそうです。

スマホの画面との距離が気になっている場合、テレビ画面から見せられるAmazon Fire Stickは簡単でおすすめです。

もっちん
もっちん

子ども用のバランスボールを提供したりすると、子どもは喜んで座り、姿勢も気を付けるようになるので、たまにやります。
子どもも楽しく英語も覚えてくれて、姿勢の調整にもなり、親も休めてサイコーです。

長男5歳の時にバランスボールの体験でおすすめしてもらったのは、こちらのブランドの45cmのものでした。

まだ3歳だった次男坊は少し安定したこちらピーナツ型。

その6:見る時間帯には注意しよう。

我が家は夕ご飯の前まで。寝る1時間半前にはスクリーンは見せていません。

脳が興奮して寝付けなくなります。

これは、大人も同じですね。

その7:出来たら一緒に楽しんだり会話の材料にしよう。

「はなまる学習会」のセミナーに出た際、「スマホやゲームは、コミュニケーションにつながるものならいいのではないか、としている」と話していました。

なるほどと思い、それからは映像でもなるべくコミュニケーションにつなげる努力をしています。

その時に一緒に聞いてあげられなくても、あとでそのお話の内容を聞いてみるとか、耳に残ったフレーズを言ってみるとか、それだけでも子どもたちは喜んで話してくれます。

乳幼児期の視聴について

乳幼児期の場合、発達に影響を及ぼすのは、テレビなどの一方的な情報ではなく、人とのかかわりだと言われています。動画視聴が効果的に発揮するためには、あまり早すぎず、コミュニケーションを介して活用する、というスタンスがよさそうです。

もっちん
もっちん

日々動画視聴をしている際に、考えていることリストでした!

まとめ

  • 視聴は1時間、長くて2時間くらいなら大丈夫そう。
  • ダラダラ見せず、内容は親が管理。
  • 時間帯と姿勢には気を付ける。
  • 内容について、子どもとコミュニケーションをとりながらがベター。

次の記事に、動画視聴に触れている書籍についてもまとめました。よかったらご覧ください。

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